2006年07月16日

パロマの給湯器事故で騒いでますが

今回のPH-81Fから131Fまで同型のシリーズで、すべてFE式と呼ばれる排気方式の物です。
FEとは Forced Exhaust:強制排気の略称です。

給湯能力により8号~13号のラインナップの物が該当しています。
FE式は室内に設置するタイプの給湯器で、排気筒を通じて燃焼ガスを排出します。

今回の事故(と言うより器具に人為的な操作をしているので事件ですね)は不完全燃焼防止装置を作動させない様に細工してあったので、排気ファンが作動しないまま燃焼を続けた状態で排気が室内に溢れて不完全燃焼を起こし、中毒に至ったものです。

給湯器には不完全燃焼防止装置(業界では「不燃防」と略して呼んでいます)の取付けが義務付けられており、作動をキャンセルさせるのは修理に関わる者の中ではタブーとされていて、重大な過失です。
FE式だけではなく、自然排気のCF式やBF式の風呂釜でも以前から同様の事件はあって、事故事例としてサービスマンの導入教育でも必ず教えられる、いろはの「い」です。


メーカーだけでなくガス供給事業者でも器具の修理を受付けており、都市ガス・プロパンガス共に事業者が修理を実施しています。
古い友人達からは、最近のガス事業者の従業員の資質に疑問を抱き、安全に対する意識の欠如やモラルの低下を嘆く声を非常に数多く耳にします。

賃貸物件のオーナーに頼まれて排気不良でも作動する様に細工してあったとか、交換部品の供給が間に合わないため止む無くセンサーをキャンセルさせたとかいろいろな記事が出ています。
事件の経緯は時間が経つにつれて明確にされるのでしょうが、いずれにしてもセンサーやファンに手を加えた人為的かつ悪質な事件が白日の元に曝されました。

いずれ刑事事件から民事に発展するでしょうが、その時当事者はどのような対応をするのか、気になるところです。
posted by 謎の住宅設備屋 at 10:09| Comment(0) | TrackBack(0) | ナイショ話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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